NECが取り組むグリーン化は宇宙へ
「明日を創るイノベーション」――この目標に向けた取り組みとして、同社は「地球環境との共存共生」を図り、「企業の義務としてのグリーン化」「社会全体のグリーン化」を提唱する。
NECが宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力して開発製造した温室効果ガス観測センサ「TANSO」は、2009年1月に打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」に搭載され、地球上の5〜6万カ所の二酸化炭素濃度を常時観測し、「どこで発生し、どこに流れているのかを捕捉することができる」(矢野氏)という。
温室効果ガスはオフィスと家庭で削減を
この9月に新たに政権を担うこととなった鳩山由紀夫首相は、2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減することを目標としているが、現状は厳しい。