富士通SSL、GISを活用した販売店検索システムをニチレイフーズのコールセンターへ導入

ZDNet Japan Staff

2009-11-06 12:47

 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、ニチレイフーズのコールセンターシステムのリニューアルにあたり、同システムと連携する販売店検索システムを開発、2009年8月より運用を開始したと発表した。

 ニチレイフーズでは1974年に「お客様相談センター」を開設しており、このセンターを通じて収集した情報を分析、共有することにより、商品やサービスの改善、顧客満足度向上を図る活動を行っている。今回のコールセンターシステムのリニューアルにおいては、目的のひとつとして、問い合わせ件数の約1割を占める、商品の販売店舗に関する内容に対して、より迅速かつ的確な回答を行えるようになることが挙げられていたという。

 富士通SSLでは、このリニューアルにあたり、コールセンターシステムと連携する販売店検索システムに、新たにGIS(地理情報システム)を適用して機能を強化した。

 GISを用いた新たな販売店検索システムでは、住所や駅名などの場所と商品名を指定することにより、最寄りの取り扱い店舗の位置を地図上に表示できるようになった。また、表示された販売店をクリックすることで、販売店の住所、電話番号、商品情報などをその場で確認することができる。最終納品日の情報なども色分けして地図上に表示できる。

 表示される地図は、自由な縮尺表示やマウス操作によるスクロールなどを可能にして操作性を高めた。また、住所や商品名は直接入力のほかに、あらかじめシステムに登録されたものの中から選択することもできるため、オペレーターの作業効率も改善されたとしている。

 富士通SSLでは今後、GISの技術をコールセンターとの組み合わせによる顧客満足度向上ソリューションとして幅広く提案していくという。

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