富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は10月3日、ITシステムの設計から構築、運用までを一括提供する既存のソリューションサービスを強化し、「PoweredSolution V6」として10月11日より販売すると発表した。価格は個別見積もり。今後2年間で240億円の販売を見込む。
強化内容について、同社は「強固なセキュリティ確保のニーズや、より迅速なシステム開発および改修のニーズに応えるため、ソリューションの素材となる製品およびサービスを大幅に強化した」と説明する。具体的な内容は以下の通り。
- サーバセキュリティ強化
「シンクライアントネットワーク構築サービス」「ユーザー認証強化サービス」など、サーバ側のセキュリティを強化するサービスを追加した。ウェブシステムのアプリ層の脆弱性診断や、脆弱性を排除したシステムの構築、セキュリティガイドライン教育、運用対策を一貫して手がける「セキュアプログラミング・ソリューション」も提供する
- 業種向けテンプレート拡充
金融業向けCRMテンプレート、製薬業向け業務プロセス管理テンプレートなど、10種類の業種固有業務に特化したテンプレートを用意する
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富士通製プラットフォーム「TRIOLE」対応
富士通のIT基盤TRIOLEに対応。富士通SSLはアプリ製品および素材で構成されるテンプレートを用意する
- ネットワークによる顧客サポート体制強化
導入前の顧客に対しては、ウェブサイトでの情報提供と、問い合わせ総合窓口による迅速な対応でシステム導入検討を支援する。導入後の顧客には、カスタマーサービスセンターを通じ24時間365日の対応や、リモートネットワークでの運用保守などを提供する