Microsoftが携帯電話向けアプリケーションストア「Windows Marketplace for Mobile」計画を公式に発表したとき、同社幹部は、同アプリケーションストアは最終的に、「Windows Mobile 6.0」「Windows Mobile 6.1」を搭載した携帯電話を持つユーザーも利用できるようにすると述べていた。
Microsoftは米国時間11月16日、この約束を守ったことをWindows Phone Team Blogで発表した。
これまで、Windows Marketplace for Mobileは「Windows Mobile 6.5」対応携帯電話からしか利用できなかった。16日よりバージョン6.0と6.1のユーザーも同アプリストアでアプリケーションを購入してダウンロード可能となり、Microsoftによると3000万台の端末がアクセス可能になったという(3000万台という数字は、Windows Mobile向けアプリケーションを作成するよう開発者をひきつけようとするMicrosoftの主張だと考えることもできるが)。
Microsoftは、Windows Mobileプラットフォームを愛用する顧客と開発者を必要としている。これは容易なことではない。Gartnerが11月12日に発表した報告書によると、Windows Mobileのシェアはこの1年で3分の1減少しているという。
Microsoftが10月にWindows Marketplace for Mobileをオープンしたとき、同マーケットプレイスには246種類のアプリケーションがあった。
Microsoftは先週、Windows MarketplaceからPCを経由してWindows Mobile 6.5向けのアプリケーションをダウンロードできる同期機能を発表した。携帯電話に直接アプリケーションをダウンロードする以外の新しい方法を提供する。
Microsoftは今週、招待制のカンファレンスを本社のあるレドモンドで開催する。このイベントで明らかになることの一部は機密保持扱いとなっている。Microsoftが同イベントに招待するモバイルブロガーやアナリストに、「Windows Mobile 7.0」やWindows Mobileプラットフォームの将来に希望を抱かさせるような情報を公開するかどうかが注目される。このイベントの内容は、この数日で明らかになると思われる。
それまでの間、わたしはWindows Mobile携帯電話の購入を(再度)見送る。Verizonはわたし好みの機種(しっかりしたQWERTYキーボード搭載は譲れない条件だ。マニュアル不要のシンプルなユーザーインターフェイスも重要だ)を揃えていない。さらに、地元のVerizon担当者は、Windows Mobile携帯電話は返品率が高く、Windows Mobileを絶対に使う必要がない場合は避けたほうがよいと助言している。魅力的なWindows Mobile端末が実際に、現在開発されているとしても、わたしの周囲の人はだれも知らないようだし、(公式にも、非公式にも)教えてくれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ