マイクロソフトのタブレット「Courier」は「JooJoo」以上の機能を搭載すべき

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-12-08 13:23

 米国時間12月7日に“CrunchPad”こと「JooJoo」が発表された

 JooJooはマルチメディア端末で、価格は約500ドル。2010年2月に出荷を予定している(訴訟により製品化計画が潰されなければの話だが)。価格も高いし、重そうな単機能タブレットにみえる(最大の売りは、9秒で起動できることだ)。

 Microsoftはまったく新しいタブレット「Courier」(開発コード名)を開発中といわれている。これまでCourierで目にしたものといえば、よくできたマーケティング用ビデオぐらいだ。私の情報筋は、Courierは2010年に登場する可能性があると教えてくれたが、その後、端末の出荷日が来年というのは早すぎると聞いた。

 Apple、Fusion Garage/TechCrunch、Microsoft--次世代マルチメディアタブレットを最初に提供するのがどこになるのかは、まだ分からない。だが、ウェブサーフィン専用タブレットを必要とするユーザーがいる限り、各社とも真剣になる理由がある(“他の人よりクールな端末を持っている”という要素以外に)。「Windows 7」や「Chrome OS」などが動く300ドル以上のネットブックを、JooJoo並みの機能を持たせつつ安価にできないものか?Windows 7の場合、「Kindle」リーダーなどさまざまな機能を持ち、ウェブベースのアプリケーション以外をローカルで動かすこともできる。

 当初の情報を基にすると、Courierはタッチパッドブームに便乗するというより、システム手帳として開発されているようだ。コンパクトで薄型ながら、携帯電話よりも大きな画面を提供するというアイデアをわたしは気に入っている(Kindleが大好きで、携帯電話で電子ブックを読む気にならない理由はここにある)。だが、PCとモバイルが融合し、アプリケーションを利用できる魅力的なタッチ対応インターネット端末が登場するまで、わたしはPCを使い続けるつもりだ。

 Courierなどの次世代タブレット市場は実のところあるのだろうか?それとも、PCやスマートフォンがあれば、そのようなウェブサーフィン専用端末は不要だろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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