スズケン、ドリーム・アーツの情報共有基盤と営業支援システムを導入--4000人規模で運用開始

2009-12-15 22:28

 ドリーム・アーツは12月15日、愛知県名古屋市に本社を置く医薬品卸会社のスズケンが、情報共有基盤として同社の「INSUITE Enterprise」および営業支援ツール「ひびき SALES」を導入し、グループ企業を含めた全営業スタッフ4000人規模で運用を開始したと発表した。

 医薬品卸業界では、薬事法の改正や医薬分業の浸透、企業統合や再編の進行などにより、大きな転換期を迎えているという。スズケンでは、この変革期において、従来からの強みである営業力をさらに向上させることで競合との差別化をはかり、継続的な発展の基礎を固めるための営業改革に取り組んでいるという。

 同社では、営業改革を支える情報共有、営業支援ツールとしてINSUITE Enterpriseおよび、ひびき SALESを採用。スズケンの全国200カ所の営業拠点、全営業スタッフ4000人で利用を開始した。ひびき SALESでは、全国の営業ネットワークから集められる医療現場の情報をリアルタイムで全スタッフに共有できるため、市場の変化に組織全体で臨機応変に対応できるようになる点や、集約された情報を専門部署で分析して精度を高め、営業活動へ反映させることで、問題解決型の組織営業が可能になる点などが評価されたとしている。

 スズケンでは、INSUITE Enterpriseおよびひびき SALESによる営業支援システムが、同社がこれまで構築してきた医療関係者とのリレーションを更に強化し、ロイヤリティを高め、量と質を兼ね備えた収益モデルの確立に寄与すると考えているとコメントしている。

 またドリーム・アーツでは、スズケンのソリューションパートナーとして、コンサルテーションから提案、構築、定着化にいたるまでを支援し、同社の営業構造改革を全面的にサポートしていくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

関連キーワード
ドリーム・アーツ

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]