ドリーム・アーツは12月15日、愛知県名古屋市に本社を置く医薬品卸会社のスズケンが、情報共有基盤として同社の「INSUITE Enterprise」および営業支援ツール「ひびき SALES」を導入し、グループ企業を含めた全営業スタッフ4000人規模で運用を開始したと発表した。
医薬品卸業界では、薬事法の改正や医薬分業の浸透、企業統合や再編の進行などにより、大きな転換期を迎えているという。スズケンでは、この変革期において、従来からの強みである営業力をさらに向上させることで競合との差別化をはかり、継続的な発展の基礎を固めるための営業改革に取り組んでいるという。
同社では、営業改革を支える情報共有、営業支援ツールとしてINSUITE Enterpriseおよび、ひびき SALESを採用。スズケンの全国200カ所の営業拠点、全営業スタッフ4000人で利用を開始した。ひびき SALESでは、全国の営業ネットワークから集められる医療現場の情報をリアルタイムで全スタッフに共有できるため、市場の変化に組織全体で臨機応変に対応できるようになる点や、集約された情報を専門部署で分析して精度を高め、営業活動へ反映させることで、問題解決型の組織営業が可能になる点などが評価されたとしている。
スズケンでは、INSUITE Enterpriseおよびひびき SALESによる営業支援システムが、同社がこれまで構築してきた医療関係者とのリレーションを更に強化し、ロイヤリティを高め、量と質を兼ね備えた収益モデルの確立に寄与すると考えているとコメントしている。
またドリーム・アーツでは、スズケンのソリューションパートナーとして、コンサルテーションから提案、構築、定着化にいたるまでを支援し、同社の営業構造改革を全面的にサポートしていくとしている。