三井情報(MKI)とNECは1月7日、オフィス向けユニファイドコミュニケーション(UC)分野で協業すると発表した。NECは、MKIにコミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV8000」シリーズやミドルウェア「UNIVERGE OW5000」などIPテレフォニー製品の提供と技術支援を行う。
MKIはNECの支援を受け、NEC製品のインテグレーション、オフィス向けUCソリューションの販売、システム構築、保守サポートを提供する。今回の協業によるソリューションは2月から提供を開始する予定で、両社の販売網やサポート網を活かし世界的に展開する意向だ。
MKIが提供するオフィス向けUCソリューションは、NECのUNIVERGEシリーズにマイクロソフトのUC基盤「Microsoft Office Communications Server」を組み合わせ動作検証したもので、両社は、電話とPC向けのアプリケーションを融合することで業務の効率化に貢献できるとしている。
このソリューションを拡販するため、MKIは「ラボ環境・検証環境」を設置するとともに、システム構築や保守に必要な製品の機能や設定方法などの知識を認定する資格「VoIPコンストラクタ」(IP電話普及推進センター認定)を持つ技術者を育成する。加えて、保守サービスの窓口として24時間65日の受付センターを開設する。NECは、販売と技術支援を行うサポートチームを設け、MKIを支援する。
UCは多様な通信手段を統合し、シームレスな活用を図るものとされており、企業が成長をしていくための武器として注目されるようになっている。