日本IBMは、同社が受注し、2008年10月から開発を行っていた、北國銀行の「コールセンターシステム」が、当初の予定通り、2010年1月12日に稼働を開始したと発表した。
北國銀行、第四銀行、千葉銀行、中国銀行、伊予銀行の5行は、「TSUBASA(翼)プロジェクト」として、サブシステム先行方式でシステム共同化を検討している。今回稼働を開始した「コールセンターシステム」は、サブシステムの中で最初の共同化システムとして、第四銀行、千葉銀行、北國銀行の3行で共同化を進めており、2009年11月には、第四銀行での稼働を開始している。今回の北國銀行での稼働開始はこれに続くものという。
コールセンターシステムは、「IBMチャネル共同センター・サービス」のシステム基盤を活用して構築された。「IBMチャネル共同センター・サービス」はインターネットと音声の統合チャネルを複数の金融機関で共同利用できるアウトソーシングサービスで、IBMは構築だけでなく、システム運用やアプリケーションの保守を担当している。