comScoreが2009年12月の全米検索シェア調査結果を発表した。Microsoftの「Bing」は引き続きシェアを微増させた。
Bingのシェアは12月、10.7%となった。これは11月の10.3%からの増加となる。Yahooはシェア値を落とし、11月の17.5%から12月は17.3%となった。Googleは地位を保ち、12月は65.7%、11月は65.6%だった。
Microsoftは相変わらず、検索シェアを増やすためにありとあらゆる手段を講じている。1月、MicrosoftはHewlett-Packard(HP)が自社製PCのほとんどの機種でBingをデフォルトの検索エンジンとして採用することを発表した。Microsoftは同じような提携をVerizonとも結んでいる。
このほかの検索関連のニュースとして、Microsoftの最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏は、サイバー攻撃を理由に中国から撤退すると脅しているライバルGoogleとは違い、自分たちは中国から撤退しないと述べている(このサイバー攻撃は「Interenet Explorer」の脆弱性を悪用したゼロディ攻撃と関連しているが、Microsoftが先に明らかにしたところによると、これはMicrosoftには影響しないという)。
MicrosoftがYahooのサービスに検索結果を提供することなどを含むMicrosoftとYahooの提携は、まだ規制当局の承認待ちだ。(もし)当局が承認すれば、Microsoftの検索シェアはこれまで以上の増加率で拡大するだろう。だが、Bingのシェア増加がYahooのシェア減少と同時に起こっていることを考慮すると、Microsoftが当初期待していたほどの増加は望めないかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ