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特集まとめ:高まるCISOの重要性

社内情報共有ツールの定番「グループウェア」の機能を考える - (page 2)

後藤康成

2010-03-23 15:00

 グループウェアも、社内のサーバにインストールして運用するパッケージソフトウェアから、クラウドから提供されるサービス(SaaS)にシフトしてきている。

 クラウドからグループウェアを利用することで得られる最大のメリットは、やはり外出先からでも簡単に社内の最新情報にアクセスできる点にある。さらにほとんどのグループウェアは「モバイル対応」もされており、携帯電話やiPhone、Blackberry、Windows Mobileなどのスマートフォンからも利用できる機能が用意されている。移動中などのすきま時間を有効活用するためには、もっとも基本的かつ効果的なツールと言える。

 ウェブブラウザで利用できるグループウェアには、社内サーバに設置するパッケージタイプとしてサイボウズの提供する「サイボウズ Office」「サイボウズ ガルーン」、ネオジャパンの提供する「desknet's」などが有名で、導入企業も多い。

 クラウドからSaaSとして提供されるグループウェアサービスでは、フィードパスの提供する「サイボウズ Office for SaaS」、カレンダー機能にフォーカスした「feedpath Calendar」、リスモン・ビジネス・ポータルの提供する「J-MOTTO」、ブランドダイアログの提供する「GRIDY」などがある。メール、カレンダー、共有ドキュメントなどの機能にフォーカスした「Google Apps」や「feedpath Mail」もビジネスでの情報共有を念頭に設計されており、グループウェアの一種としてとらえることもできる。

 またグループウェアのカテゴリーに入る製品として、ウェブインターフェースの「社内データベース」を運用している企業も多い。

 企業のサイズを問わず、「情報のシェア」「ナレッジのデータベース化」という普遍的なテーマはいつの時代にも叫ばれており、それを「ITの力で解決しよう」という試みは繰り返し行われてきた。

 実際、オフィスを見渡すと名刺情報、顧客情報、従業員情報、ヘルプデスクやFAQ等々、様々なデータが社内のあちらこちらのサーバ(あるいは机の中)に散乱している。これらのデータをビジネスパーソンが戦略的に利用するには、それぞれのデータに方向性(ルールや意味)を持たせてデータ群にし「情報」化する必要がある。社内データベースはこれらのデータを一元管理でき業務を効率化させる。

 本格的に社内データベースを運用するには情報処理部門の技術者に依頼し、データベースの設計からはじめて「問い合わせ言語(SQL)」を駆使したアプリケーションを構築してもらう必要があるが、技術者ではないビジネスパーソンでも簡単に設計し運用できる社内データベースとしてはサイボウズの提供する「サイボウズ・デヂエ」がある。フィードパスではこのサイボウズ・デヂエをクラウドから提供している

Yasunori Goto
筆者紹介

後藤康成(ごとう やすなり)
フィードパスCTO。2005年、クラウドからビジネスアプリケーションを提供するフィードパスを設立。「Zimbra」の日本市場展開、ビジネススケジューラの「feedpath Calendar」事業統括を担当するとともに、メールに代わる次世代企業間コラボレーションツールとして開発中の「feedpath Rooms」のエバンジェリストでもある。著書として「Web2.0 BOOK」など。Twitterアカウントは「feedpath」。

feedpath Roomsについて
フィードパスがクラウドアプリケーションとして提供する、企業間コラボレーションツール。メールに変わるコミュニケーションプラットフォームとして、メッセージ機能と共有ストレージ機能を提供する。

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