日立、「Groupmax」ベースのグループウェアSaaS--1ユーザー月額788円から

田中好伸(編集部)

2010-03-29 19:56

 日立製作所は3月29日、同社のグループウェア「Groupmax Collaboration」をベースにしたSaaS「情報共有基盤サービス -コラボレーション機能-」を4月1日から提供することを発表した。まずは従業員1000人以上の大企業を対象に販売するとしている。

 今回のサービスは基本となる「情報共有基盤コラボレーションサービス」と、ユーザー企業のニーズに応じて付け加える「情報共有基盤携帯電話連携サービス」「情報共有基盤メールセキュリティサービス」「情報共有基盤メールアーカイブサービス」で構成される。

 コラボレーションサービスは、メールやスケジュール、ファイル共有、電子会議室、電子掲示板などの各種コミュニケーション機能、それらを利用するためのポータル、コミュニティー管理機能などを提供する。5000ユーザー規模で1ユーザーライセンスは月額788円から、となっている。

 携帯電話連携サービスは、携帯電話からメールやスケジュールを参照、更新するためのもの。メールセキュリティサービスは、ウイルススキャンやメールフィルタリング、迷惑メール(スパム)検出などの機能を提供する。メールアーカイブサービスは、送受信するメールをアーカイブするとともに管理者に検索機能を提供する。価格はいずれも個別見積もり。携帯電話連携サービスの価格の目安は、従業員4000人で同時接続数200人として1ユーザーあたり月額175円としている。

 ベースとなったGroupmax Collaborationは、日立グループ20万人の運用実績がある。今回のサービスは、日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のうちの「ビジネスSaaS」のラインアップに追加される。

画像 コラボレーションサービスの画面イメージ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]