詳細検索機能は省いて画面はシンプルに
AANET検索エンジンでは、マニュアル類のNotes文書やPDFファイルの検索のほか、HTMLファイルの検索にも対応している。また、キーワードをXMLファイルに登録し、データベース内の適切なコンテンツに誘導する仕組みも加えた。
一方、カテゴリについては、事務支援関連(契約、料金、保全、保険金など)や営業支援関連(商品知識、販売関連)、その他(利用ガイド、コンプライアンス)の3つの大分類にとどめている。
また、詳細検索機能は省き、画面はできるだけシンプルにして遷移を最小限にするとともに、検索結果にNotes DBの名称(AANETのメニュー名)を付けることで代理店の担当者がどんなコンテンツを見ているか、問い合わせを受けたヘルプデスクが理解できるようなカスタマイズを行っている。さらに、運用面の強化策として、アプリケーションログ出力項目の追加と、バッチログ出力仕様をアフラックで使われている標準的なものに合わせることなどを行った。
AANET検索エンジンの導入後は、月平均のアクセス数が5万4000件と増加傾向にあり、1日あたり2000〜5000件のアクセスで推移している。そこで使われている検索ワードも多岐に渡り、商品名、メニュー名、セールスツール名など、さまざまな条件から、必要な情報へのアクセスが可能になっている。また、ヘルプデスクへのマニュアルに関する問い合わせも大幅に削減されたという。
「現在も引き続き、XMLキーワードの定期的な見直しを行っている。2009年11月にはトップページのデザインを根本的に見直すことで、代理店の業務に沿った形へとリニューアルを行い、タイムリーな情報提供が行えるようにしている」と述べる建部氏は、過去のユーザー検索ワードを分析していくことで、ユーザーが「どんな情報へアクセスしたいのか」の傾向を明らかにし、今後のAANETへの反映方法を考えて行く計画だという。