編集部からのお知らせ
記事PDF集:官民意識のゼロトラスト
電子インボイスの記事まとめ

マイクロソフトが公開した「Microsoft Office Web Apps」ガイドを徹底分解

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2010-04-27 14:52

 Microsoftは米国時間4月22日、TechNetとMSDNメンバーに「Office 2010」製造工程向けリリース(RTM)の提供を開始した。

 正式版のローンチの準備に入ったMicrosoftは、製品についての説明をPDF形式で無料公開している。その1つで、Office顧客や興味のある人が関心を持ちそうなのが、「Office Web Apps Product Guide」だろう。

 「Office Web Apps」はOfficeを補完するコンパニオン製品だ。ウェブブラウザから直接、ファイルの閲覧、編集、共有ができるサービスとなる。対応するウェブブラウザとOSは、「Internet Explorer 7」以上(Windows)、「Safari 4」以上(Mac)、「Firefox 3.5」以上(Windows、Mac、Linux)となる。

 Microsoftはこの2年間、Office Web Appsに関する情報を小出しに、そして混乱しやすい形で公開してきた。Office Web Appsスイートに含まれる4つのアプリケーションで、どの機能--閲覧、編集、保存、印刷など--が利用できるのかが全部が完全に明確になることは(少なくともわたしには)なかった。

 Microsoftがコンシューマー向けとビジネス向けの両方で提供すると述べている4つのアプリケーションとは、「Word Web」「Excel Web」「PowerPoint Web」「OneNote Web」だ。公開されたProduct Guideを見て、以下のようなことがわかったのでメモしておきたい。

 まず初めに、先日Office 2010がRTMとなったが、コンシューマー版のOffice Web Appsは含まれていない。コンシューマー版は広告が付き、Office Web Appsスイートの無料版として提供される。ユーザーは「Windows Live Skydrive」と「Hotmail」サービスを経由してアクセスできる

 ビジネス向けのOffice Web AppsはRTMとなっている。ビジネス向けは、オンプレミスで利用するには「SharePoint Server 2010」が必要となり、Microsoftがホスティングするサブスクリプションサービスも利用できる。オンプレミスで動かしたい企業は、Office Web Appsのライセンスを取得するために、「Office Professional Plus 2010」または「Office Standard 2010」のボリュームライセンスを購入する必要がある。ホスティングサービスについては、Microsoftは価格情報(ユーザーあたりの月額)をまだ公開していない。

 正式版の提供についてMicrosoftに再度聞いてみたところ、「Windows Live環境にあるコンシューマー向けには、Office Web Appsが正式提供を開始するまではテクニカルプレビュー段階のままだ」と同社の代表者は説明した。「『Windows Live Wave 4』--Office Web Appsをサポートする最新版--のRTW(Release to Web)については、“2010年中”であることしかわかっていない」とこの代表者は述べた。

 次に、コンシューマー版には「OneNote Web」--メモアプリ「OneNote」のウェブ版--はまったく含まれていない。言い換えると、OneNote Webはテクニカルプレビューにも含まれていないことになる。Word Webアプリケーションの編集機能についても同じだ。これは、Product Guideの2ページ目にある以下の部分を読んでわかったことだ。

Windows Live上のOffice Web Appsについては、OneNote Web App、およびWord Web App経由の編集機能は2010年後半に利用できるようになる。

 また44ページの脚注9には、Office Web Appsの大きな魅力の1つといわれる共同編集機能について以下のように書かれている。

Windows Live SkyDriveフォルダに保存されているWord 2010、PowerPoint 2010、OneNote 2010ファイルの共同編集は、2010年後半に利用できるようになる。

 Office Web Appsドキュメントの印刷機能はどうだろうか?4つのアプリケーションのうち、印刷機能をサポートしているのはWord Webだけだと2009年に聞いていたが、実際は、印刷機能はアプリケーションによって異なるレベルでサポートされるようだ。

Word Web Appドキュメントは閲覧モードで印刷できる。印刷するには、コマンドバー上の「ファイル」タブをクリックし、「印刷」をクリックする。Excel、PowerPoint、OneNoteの各Web Appsのドキュメントを印刷する場合は、ウェブブラウザの印刷機能を利用する。

 「Docs」アプリケーション--Office Web AppsのFacebook向けバージョンで、Microsoftが4月21日にベータ版を公開した--も、Office Web Appsのコンシューマー版と同じような機能制限があるのではないか。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 経営

    5分でわかる、レポート作成の心得!成果至上主義のせっかちな上司も納得のレポートとは

  2. 経営

    ノートPCは従来ながらの選び方ではダメ!新しい働き方にも対応する失敗しない選び方を徹底解説

  3. 経営

    問題だらけの現場指導を効率化!「人によって教え方が違う」を解消するためのマニュアル整備

  4. ビジネスアプリケーション

    緊急事態宣言解除後の利用率は低下 調査結果に見る「テレワーク」定着を阻む課題とその対応策

  5. ビジネスアプリケーション

    たしか、あのデータは、こっちのアプリにあったはず…--業務改善のためのアプリ導入がストレスの原因に?

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]