日本ユニシスは5月19日、製造業向けソリューションを持つSaaSソリューションベンダー7社と共同で「製造業支援SaaS普及協会(SaaS Consortium for Manufacturing Industry:SCMI)」を設立したと発表した。
SCMIでは、中小企業の視点に立ったサービスを用意し、中小製造業のIT化推進と経営の効率化を図っていくという。日本ユニシスが事務局となって、参加ベンダーを会員として組織し、会員は日本ユニシスの提供するiDC(Internet Data Center)基盤の上で、SaaSソリューションをユーザーに提供するという。設立当初の会員ベンダーは、日本ユニシスの他に、NTTデータ三洋システム、ケー・ピー・アイ・ファクトリー、スミセイ情報システム、TDIシステムサービス、日揮情報システム、日本生工技研、ミキ情報システムの7社となっている。
提供されるソリューションは、生産管理や設備管理、IE(Industrial Engineering)ソリューションなど製造業に特化したものをはじめ、PCの資産管理や従業員の健康管理なども用意される。製造業で必要とされるソリューションを順次取りそろえ、ワンストップで提供していく予定だ。
SCMIでは、今年度中に会員ベンダーから提供するサービスを30本とし、1000ユーザーへの提供を目指す。また、今後3年間で、1万ユーザーへの提供を目標としている。