日本ユニシス、「製造業支援SaaS普及協会」を設立--中小製造業のIT化推進目指す

富永恭子(ロビンソン)

2010-05-20 13:14

 日本ユニシスは5月19日、製造業向けソリューションを持つSaaSソリューションベンダー7社と共同で「製造業支援SaaS普及協会(SaaS Consortium for Manufacturing Industry:SCMI)」を設立したと発表した。

 SCMIでは、中小企業の視点に立ったサービスを用意し、中小製造業のIT化推進と経営の効率化を図っていくという。日本ユニシスが事務局となって、参加ベンダーを会員として組織し、会員は日本ユニシスの提供するiDC(Internet Data Center)基盤の上で、SaaSソリューションをユーザーに提供するという。設立当初の会員ベンダーは、日本ユニシスの他に、NTTデータ三洋システム、ケー・ピー・アイ・ファクトリー、スミセイ情報システム、TDIシステムサービス、日揮情報システム、日本生工技研、ミキ情報システムの7社となっている。

 提供されるソリューションは、生産管理や設備管理、IE(Industrial Engineering)ソリューションなど製造業に特化したものをはじめ、PCの資産管理や従業員の健康管理なども用意される。製造業で必要とされるソリューションを順次取りそろえ、ワンストップで提供していく予定だ。

 SCMIでは、今年度中に会員ベンダーから提供するサービスを30本とし、1000ユーザーへの提供を目指す。また、今後3年間で、1万ユーザーへの提供を目標としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]