SCSとサイバーテックが協業--CurlとNeoCoreXMSの連携によるRIA開発を推進

ZDNet Japan Staff

2010-06-10 14:46

 サイバーテックと住商情報システム(SCS)の両社は6月9日、アライアンスパートナー契約を締結し、サイバーテックが提供するXMLデータベース「NeoCoreXMS」と、SCSが提供するリッチクライアント製品「Curl」の両製品について協業すると発表した。

 Curlは、日本語版が2003年から提供されている主に企業向けのリッチクライアント製品。ウェブクライアント活用しつつ、従来のクライアント/サーバシステムと同様の複雑なユーザーインターフェースを実現できる。帳票のレイアウト構築や印刷といった工程もクライアント側で行え、これまで基幹系の業務システムにおいて、国内450社以上に採用されているという。

 NeoCoreXMSは、XMLデータをスキーマレスでそのまま格納できる柔軟性の高いXMLデータベースパッケージで、DPP(Digital Pattern Processing)による高い検索性能を持つという。これまでの導入企業は500社以上で、富士キメラ総研による市場調査では、国内シェア1位を3年連続獲得しているという。

 今回の協業に基づくCurlとNeoCoreXMSの連携機能では、Curlで開発されたクライアントアプリケーションが、Javaベースのウェブアプリケーションを経由して、NeoCoreXMSに格納されたXMLデータを参照する。クライアント側で入出力項目や表示項目の追加変更が必要になった場合でも、Curlの開発環境で画面定義を修正するだけでよく、ウェブアプリケーションやデータベース側の変更が不要になる点が最大の特長という。両社では、共同でのセミナーやマーケティング活動を行い、RIAとXMLデータベースを組み合わせたアプリケーションの開発を訴求していくという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]