大塚商会とEMCジャパン、6テラバイトの高性能ファイルサーバパッケージを販売

ZDNet Japan Staff

2010-09-16 17:51

 大塚商会とEMCジャパンは9月16日、両社が共同で企画したファイルサーバパッケージ「TWIN NAS 6TBパック」の販売を開始した。同パッケージは、大容量ファイルサーバの業務継続ソリューションである「TWIN NASファミリ」の大容量パッケージとして、大塚商会が一括で提供する。設計図面やデザイン画像などの大容量データを確実に保持するといった用途を主に想定しており、企業、学校、官公庁向けに販売を行うという。

 TWIN NAS 6TBパックは、レプリケーション機能、スナップショット機能を持つEMCのユニファイドストレージ「Celerra NX4」に、設置作業、設定導入作業、ファイルシステム作成などのサービスをセットにしたパッケージ製品。6テラバイトのユーザー使用可能領域と同容量のレプリケーション領域が確保されている。

 ディスクを管理するサーバ(NASヘッド)は2台搭載されているため、稼働しているサーバに障害が発生した場合でも、予備サーバへ自動的に切り替わり、運用を継続できる。また、物理的なディスク障害を考慮し、データの変更部分のみを60分ごとに複製し保持することでデータ消失の危険性を低くするという。さらに、RAID6のディスク構成により、二重障害が起きてもデータを保護し、かつバックアップデータからの復旧も可能としており、堅牢なデータ保持を実現するとしている。

 同パッケージでは、専任のシステム管理者がいない企業などでも利用できるよう、大塚商会の保守運用サービス「たよれーる」で専用メニューを用意。同サービスを契約することで、障害対応や運用管理サポートが受けられるという。

 TWIN NAS 6TBパックの価格は398万円(税別)。なお、同製品の販売開始に合わせ、「TWIN NAS 3TBパック」の価格を従来の398万円から298万円(税別)に値下げしている。

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