シーボン、日本ユニシスのクラウド基盤で「新店舗管理システム」を稼働

ZDNet Japan Staff

2010-11-09 19:37

 日本ユニシスとネットマークスは11月9日、化粧品およびサロンケア事業を展開するシーボンの「新店舗管理システム」のIT基盤として日本ユニシスのICTホスティングサービスを提供したと発表した。10月よりシーボンの一部店舗で稼働を開始している。

 これまでシーボンでは、店舗ごとに「顧客管理」「出退勤管理」「POSシステム」のためのサーバを設置しており、これらサーバの保守メンテナンスや店舗拡大に伴うシステム増強などにあたって、それぞれの店舗に大きな負荷が掛かってたという。シーボンでは、システム運用業務負荷の低減と、業務アプリケーションの追加、店舗の新規開店、移転などに柔軟に対応可能とすることを目的にクラウドコンピューティングの活用を決定。IT基盤として日本ユニシスのIaaSであるICTホスティングサービスを採用した。ネットワーク設計と構築はネットマークスが担当している。

 今回、シーボンでは全国約100店舗に個別に存在したサーバを集約。クラウド基盤上で「新店舗管理システム」を稼働することにより、ITインフラの最適化を図る予定という。

 なお、シーボンがICTホスティングサービスを採用するにあたっては、「新たにシステムリソースを購入する必要がないため、IT基盤構築のための初期投資が少なく、短期間での導入が可能」「必要な時に、必要なだけ、サービスとして利用可能で、ビジネス変化に合わせ柔軟にシステム増強ができるため、システムの最適化を実現することが可能」「安全なデータセンターを利用することで、運用負担や保守運用コストが軽減され、災害対策、高セキュリティも確保されている」点が評価されたとしている。

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