ファミマ・ドット・コムは、同社が運営する総合通販サイト「famima.com」と食品通販サイト「ファミマ・フードパーク」を統合し、新たな総合通販サイト「ファミマ.com」をオープンした。新サイトは、日本ユニシスによりECシステムが刷新され、ICTホスティングサービス上で、2010年12月8日から稼働を開始している。
ECシステムのプラットフォームには、日本ユニシスのクラウド型iDC基盤上で提供されるオンデマンドホスティングサービス「ICTホスティングサービス」とソフトクリエイトのEC総合パッケージ「ecbeing」が採用されている。ICTホスティングサービス上での稼働により、ユーザーの要望に合わせたリソースや機能の組み合わせを低コストで提供できることに加え、ビジネスの急激な成長にも迅速な対応が可能だという。また、ECビジネスに必要とされる多彩な機能を持つecbeingをサービス利用型で提供することにより、高品質、低コスト、短期構築が可能になったという。
また、コールセンターシステムには、「UNIVERSALCRM CALL CENTER APPLICATION」が採用された。同システムは、日本ユニシスの提唱する顧客情報基盤「UNIVERSALCRMシリーズ」の中で、インバウンド電話およびメールの応対処理に対応したもの。これにより、顧客からの電話やメールなど、インバウンドのインシデント管理、回答支援機能、ナレッジ管理などの機能が実装された。また、実用性の高い機能に絞り込んでシンプルな設計とすることにより、従来のコールセンターシステムで課題となっていた高額なライセンス費用や保守、運用コストを抑えた早期導入を実現したとしている。
日本ユニシスとファミマ・ドット・コムは、今後、新ECシステムを始めとし、顧客の利便性向上に向けたCRM系システム、分析系システム、基幹系システム、インフラシステムなどトータルシステムの拡充、運用強化に向け連携および協力していくという。