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レコチョク、DWH中心のマーケティングシステム--業務処理速度90%向上

田中好伸(編集部)

2011-01-21 20:48

 携帯電話向け音楽配信サイトを運営するレコチョクはデータウェアハウス(DWH)を中心としたマーケティングプラットフォームシステムを構築、2010年9月から稼働している。構築を支援したTISが1月21日に発表した。

 レコチョクのユーザー数は1800万人。携帯電話向け音楽配信サイトを運営していく中で、「マーケティングに必要な顧客データなどが散在しており、分析、施策推進が非効率になる」「システムが分散していることによる運用コストの増加」「顧客向けリテンション施策推進などのマーケティングスピード向上の必要性」といった課題を抱えていたという。

 プロジェクトは2010年4月下旬から始まり、5カ月後の2010年9月から稼働が開始している。経営層から現場部門まで使用する多くのレポート作成も含めてTISがプロジェクトを支援している。エンドユーザーはレコチョクの全従業員、約140人となっている。データ総容量は非公開としている。

 従来各部門が独自にデータを加工、保持していたが、統一したマーケティングプラットフォームシステムに対し、経営層から現場部門までが容易にデータを分析、抽出できる環境を構築した。さまざまな顧客セグメンテーションによる施策の推進や、時系列・効果分析が即座に行われ、最大で90%以上の業務処理スピード向上を実現しているという。

 レコチョクでは、日々増大するデータを有効活用するためのDWHを中心にしたシステム構築を検討した。しかし、5年間で10Tバイトを超えるデータの増加が見込まれるため、柔軟な拡張性、高いコストパフォーマンスは、DWHにおける重要なシステム要件だったという。

 レコチョクはシステムを検討していく中で、数社のDWH製品を比較して、主要なベンダーにベンチマークを含めたシステム構築の提案を依頼している。その中でTISはDWHとして「Greenplum」、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールに「MicroStrategy」、ETLツールに「Informatica PowerCenter」を採用したシステムを提案している。

 Greenplumのベンチマークでは、既存環境で使われているIAサーバを使った場合、他社製品に比べて低コストでありながら、クエリ性能やロード性能で高い処理性能を発揮したという。またデータの増大に応じて柔軟に拡張可能な点も含めて、レコチョクの検討項目全般でバランスの良い評価を得たという。レコチョクの現場部門が行った選定では、MicroStrategyの使いやすさと見やすさ、PowerCenterの運用の容易さや高い拡張性が評価を得たとしている。

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