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「プロアクティブ」の通販ガシー・レンカー、DWH刷新でSybase IQ採用

田中好伸 (編集部)

2011-10-27 17:29

 通信販売のガシー・レンカー・ジャパンはデータウェアハウス(DWH)の刷新で、DWH向けデータベース「Sybase IQ」を採用した。サイベースが10月27日に発表した。

 ニキビケア化粧品「プロアクティブ」やミネラルファンデーション「シアーカバー」などの商品を提供しているガシー・レンカーは、基幹業務システムの性能に影響を与えることなく、各種レポートを取得するために、6年前に独自のDWHシステムを構築した。だが、この5年でデータ量の急激な増加で処理性能の劣化が顕著になってきたという。

 「過去5年でビジネスが飛躍的な伸びを示すとともに、取り扱うデータ量も激増してきている。レポーティングなどの性能が劣化して、約2年前には“もう限界だ”という状況になってきた。現状では、保有する全データの9割が過去5年間に発生したものになっている」と説明。「入力して数十分かかってやっと完成する」というレポートもあり、「中には、1時間以上も応答がないものもあった」としている。

 新DWHシステムではレポーティング時の性能向上も含めて、(1)基幹システムからの情報ロード時間の短縮、(2)DWHデータから作成するレポート処理の性能向上、(3)セキュリティレベルの向上、(4)ITスキルがなくても作成できるレポート機能の実現――という4点の改善ポイントを狙っている。

 既存システムの3倍のデータ量での稼働を前提にして製品を選定した結果、Sybase IQが選ばれている。(1)~(3)のポイントはSybase IQで解消でき、(4)についてはエンドユーザー自らがコントロールできる機能を提供するレポーティングツールと併用することになった。ハードウェアの調達と約3カ月の開発期間を経て、2011年初旬から実稼働している。

図 刷新されたシステムの構成
※クリックすると拡大画像が見られます

 刷新されたシステムは、1日1回ETLツールの「Sybase ETL」がバッチ処理形式で基幹システムのデータをSybase IQ上に反映。蓄積されたデータは、定常的に多くのユーザーが利用する業務レポートや経営用レポートを作成するレポーティングレイヤ、より深い分析や意思決定を行うためのレポーティングレイヤの2つで活用されるという。

 ガシー・レンカーによると、「これまで10分以上かかっていた通常のレポート作成処理が数秒に、1時間以上かかっていた負荷の高いレポート作成処理も数分で完了できるようになった」という。「単純に考えても約50分の1から約200分の1に短縮された」としている。Sybase ETLによる基幹システムからの取り込みも、「以前に比べて約4分の1の時間で完了できるようになった」とも説明している。

 ガシー・レンカーは、ウェブのログから得られる販売サイト上でのユーザー動線なども加味した、一貫した購買活動分析などへの適用も視野に、次の施策への一歩を踏み出すとしている。

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