ISID、AWS専用線接続サービス利用のシステム構築--安定した帯域を確保

田中好伸 (編集部)

2012-02-28 15:07

 電通国際情報サービス(ISID)は2月28日、Amazon Web Services(AWS)の専用線接続サービス「AWS Direct Connect」を活用したシステム構築サービスの提供を開始した。ISIDのクラウドサービス「CLOUDiS(クラウディス)」のメニューとして国内企業向けに提供する。

 Direct Connectはインターネットを経由せずに専用線で接続できるサービス。安定した帯域が確保されることで、ネットワーク遅延とコストが削減され、AWSのクラウドサービスをより快適に利用できるという。AWSが東京リージョンで提供している「Amazon Virtual Private Cloud(VPC)」と併用することで、企業ユーザーはAWS上のプライベート領域を自社内ネットワークの延長として利用できる。

図 Direct Connectを利用したISIDのシステム構築サービス

 ISIDはNTTコミュニケーションズやKDDI、KVH、ソフトバンクテレコムといった通信事業者と協業して、最適なネットワーク環境の選定からAWS上での業務システムの設計と構築、運用までをトータルで支援するという。

 日本国内の多くの企業は、本社や事業所、店舗、データセンターなどを通信事業者が提供する閉域網で結んでいる。Direct Connectを活用すれば、企業ユーザーは従来のネットワーク構成を変更することなく、AWSが提供するクラウド環境を自社専用のプライベートなデータセンターとして利用できるようになる。

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