3.営業チーム用タブレットをコミュニケーションのハブにする
よい営業マンは、会社のオフィスにいてはならない。常に移動しているか、見込み客と会っているか、場合によっては自宅オフィスで働いているべきだ。このため、彼らの通信に対する要求は、他の従業員とは異なっている。タブレット端末は、ユニファイドコミュニケーション(UC)プラットフォームと共同作業ツールを導入して、テレビ会議、IM、ファイル共有、VoIP電話を実現することで、コミュニケーションハブとなり得る。
4.まずテストし、それから配る
営業チームが持ち出す前に、タブレット端末、アプリ、接続性を徹底的にテストしておくことは重要だ。ある種の見込み客の前では、本来防げるはずのハードウェアやソフトウェアの問題が起きるところを見せてしまうのはきまりが悪いものだ。
5.技術的なトレーニングと文書を用意する
テストが終わったら、営業チームが初代iPadの発売日に並ぶようなタイプであるか、タブレット端末にまだ不慣れであるかに関わらず、少なくとも電源管理、セキュリティ、企業アプリケーションへのアクセスに関する話題を含む、特別なタブレット端末取り扱いトレーニングを営業チームに提供すべきだ。
もし営業チームが新しいタブレット端末を使ってプレゼンテーションをしようとしているなら、必ずタブレット端末をプレゼンテーションプラットフォームとして動かしてみて、営業チームのすべてのタブレット端末の準備を整えておくこと。
6.営業生産性の指標でタブレット端末を評価する
営業チームは、常に自分たちの生産性を測る指標を追いかけている。営業チームにタブレット端末を渡す際には、経営陣がすでに追っている営業チームの生産性指標で、タブレット端末の利用について評価する方法を模索すること。
7.タブレット端末に営業研修ツールを入れる
タブレット端末を持った営業チームは、営業研修ツールの大部分をタブレット端末に統合することができる。営業研修用のポッドキャスト、動画、製品資料およびチュートリアル、製品およびサービスの価格情報(値引き計算を含む)、専用の営業ツールなどがタブレットに導入されているのと、営業マンの机の上やブリーフケースの中のがらくたに紛れ込んでいるのと、どちらがよいかを考えてみるといい。タブレット端末はまた、対面での営業研修会や他の営業チームのメンバーとの電話会議に双方向性を与えることができる。
タブレット端末を活用して契約を結ぶ
タブレット端末は、営業チームにとって強力な生産性ツールとなる可能性があり、配備が総体的な視点で行われ、コンテンツやバックエンドの営業システムにアクセスするアプリ、営業チームでよく行われる作業をタブレット端末でどう改善するかに十分な注意が払われれば、営業チームが新しい契約先の見込みを付け、契約を結ぶのを助けられる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。