日本オラクルは5月16日、x86サーバの新製品5機種の国内提供を開始した。Intelの「Xeon E5-2600」シリーズを採用し、最大16コアまで搭載できる。
提供開始となったのはラックマウント型の「Sun Fire X4170 M3」「Sun Fire X4270 M3」「Sun Netra X4270 M3」とブレード型の「Sun Blade X6270 M3」「Sun Netra X6270 M3」の5機種。新x86サーバは、省電力の低電力DIMM(Dual Inline Memory Module)や電源装置などで前世代よりも最大94%まで電力を効率化できる省電力設計となっている。熱センサや空調を効率化するアルゴリズムでファン速度や電力効率、システム性能を自動で調整するという。
前世代と比べてプロセッサコア数が33%増加し、性能は最大87%向上していると説明。メモリ領域やネットワーク帯域も拡充していることから、ユーザー企業は同一環境でより多くのソフトウェアを稼働させ、より高速な処理が実行できるとしている。
最大メモリ(GB) | 最大ストレージ(TB) | 筐体 | 価格 | |
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Fire X4170 M3 | 512 | 12(ディスク)か 2.4(フラッシュ) | 1U | 59万6629円~ |
Fire X4270 M3 | 256 | 37.2(ディスク)か 7.8(フラッシュ) | 2U | 75万8475円~ |
Netra X4270 M3 | 256 | - | 2U | 105万5217円~ |
Blade X6270 M3 | 384 | 2.4(ディスク)か 1.2(フラッシュ) | ブレード | 42万4240円~ |
Netra X6270 M3 | 384 | - | ブレード | 69万8152円~ |
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