日立システムズは6月1日、中堅中小企業向けにネット経由で自動的にバックアップする「クラウドバックアップ」サービスの販売を開始した。初期費用が15万7500円から、月額費用が1Tバイトあたり4万7250円から。
日立製作所が提供するネットワークストレージ「Hitachi Virtual File Platform(VFP)」をユーザー企業が購入、社内に設置する。VFPの自動バックアップ機能でデータが日立システムズのデータセンターにバックアップされる。VFPの価格は、物理容量が4TバイトのVFP 50で1台あたり99万7500円から。
バックアップデータ容量が1Tバイトから利用でき、専用回線を必須とせずにネットを通じてデータを暗号化してやり取りすることで、安価に利用できると説明する。
専用のバックアップソフトウェアが不要であり、設定したスケジュールにしたがって、自動的にデータがバックアップされることで、バックアップ業務にかかわる業務負荷を削減できると説明。国内外の複数拠点でファイルサーバを分散管理しているユーザー企業でも、一元的にバックアップデータを管理できると、メリットを強調している。