NTTデータ、統合運用管理ソフト「Hinemos」に仮想ネットワークを管理するオプション

田中好伸 (編集部)

2012-06-06 15:58

 NTTデータは6月5日、オープンソースの統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」に仮想ネットワークを管理できる「Hinemos仮想ネットワーク管理オプション」を追加した。注目を集めているネットワーク仮想化技術「OpenFlow」をベースに開発した。同日から提供している。

 Hinemos仮想ネットワーク管理オプションは、レイヤ2/3スイッチや負荷分散装置(ロードバランサ)、ファイアウォールといったネットワークノード、仮想サーバをマウスのドラッグ&ドロップで描画し(図1左)、画面上でIPアドレスやデフォルトゲートウェイなどのネットワーク情報を設定して、仮想ネットワークを自動で構成できる。

図1 図1:Hinemos仮想ネットワーク管理オプションの操作画面
※クリックすると拡大画像が見られます

 OpenFlowスイッチとサーバで構成された物理ネットワークの構成をグラフィカルなマップで表示できる。指定した仮想ノード間の経路を物理構成図上に表示することもできる(図1右)。従来pingやSNMP Trapなどの機能で実装していたスイッチ、スイッチ間のネットワーク障害監視はOpenFlowを利用して実装している。

 今回のオプションは、Hinemosのシステム運用管理機能、仮想サーバを管理するオプションとなる「Hinemos VM管理オプション」とシームレスに連携できる。仮想環境やクラウド環境でのすべてのオペレーションをHinemosの単一画面から管理することで、柔軟かつ迅速なサービスを提供できるとメリットを強調する。

図2 図2:導入イメージ
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]