NTTデータは6月5日、オープンソースの統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」に仮想ネットワークを管理できる「Hinemos仮想ネットワーク管理オプション」を追加した。注目を集めているネットワーク仮想化技術「OpenFlow」をベースに開発した。同日から提供している。
Hinemos仮想ネットワーク管理オプションは、レイヤ2/3スイッチや負荷分散装置(ロードバランサ)、ファイアウォールといったネットワークノード、仮想サーバをマウスのドラッグ&ドロップで描画し(図1左)、画面上でIPアドレスやデフォルトゲートウェイなどのネットワーク情報を設定して、仮想ネットワークを自動で構成できる。
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OpenFlowスイッチとサーバで構成された物理ネットワークの構成をグラフィカルなマップで表示できる。指定した仮想ノード間の経路を物理構成図上に表示することもできる(図1右)。従来pingやSNMP Trapなどの機能で実装していたスイッチ、スイッチ間のネットワーク障害監視はOpenFlowを利用して実装している。
今回のオプションは、Hinemosのシステム運用管理機能、仮想サーバを管理するオプションとなる「Hinemos VM管理オプション」とシームレスに連携できる。仮想環境やクラウド環境でのすべてのオペレーションをHinemosの単一画面から管理することで、柔軟かつ迅速なサービスを提供できるとメリットを強調する。
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