三澤氏は「今年は4つのソフトウェア製品に加えて、クラウド事業を加速するチャレンジが始まる」と説明。「Oracle Applications」「Oracle EPM/BI」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Database」という4つのソフトウェアに加えて、「Oracle Cloud」では、「Oracle Fusion Applications」と「Oracle Customer Experience」に取り組んでいくことを示した。
「Engineered Systemsは、最も高性能な仕組みを、最も安価に提供できる。そして、Oracle Cloudは地球上で最も包括的なクラウドとなる。Oracle Cloudは、Engineered Systemsで支えられている」(三澤氏)
飯尾光國氏
システム事業戦略については、システム事業統括バイスプレジデントの飯尾光國氏が説明。「SPARC SuperCluster T4-4」の国内初の採用事例として、アウトソーシング社を紹介している。
アウトソーシング社はM&Aで成長してきた企業であり、急速な事業拡大に対応するためにSPARC SuperClusterを採用したことを示しながら、これにより、5年間で約2億円の投資対効果、業務効率の改善で年間1000万円のコスト削減効果が出ると試算。チューニングが不要であること、柔軟性があることなどの特徴を強調してみせた。
システム事業では、Engineered SystemsとSPARC製品をはじめとする汎用的なサーバ製品群、テープやストレージといった3つのハードウェア製品群を柱として展開すると語っている。
「現在、国内では2500社がSPARC/Soralisを利用している。この分野では新規顧客の獲得にも挑む。SPARC製品は2010年以降、ロードマップ通りに製品を投入しており、今年もそれは変わらない。3つの柱を通じて、お客様のITインフラ全体に対して、幅広く提案していくことができる」(飯尾氏)
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