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iPhone 5に「大絶賛の嵐」 米有力コラムニストの評価出揃う - (page 2)

三国大洋

2012-09-20 16:12


LTE対応は評価も通信会社への不安残る

 iPhone 5の最大の目玉とも言えるLTE対応についても、やはり一様に高い評価が与えられた。日本とは大きく事情が異なるため、あまり参考にならないかもしれないが、念のために記しておきたい。

 米国では現状、LTE網の展開ではベライゾンが圧倒的にリードしていることもあり、モスバーグやシーグラーはいずれもベライゾンを使ってテストした結果を伝えている。モスバーグはワシントンDCとシリコンバレーの二箇所で接続してみたところ、下りが26Mbps、上りが13Mbpsという平均速度を記録。下りの最高速は42Mbpsにもなったという。平均速度はベライゾンの3G=CDMA網にくらべて10倍以上だ。この速度は米国の一般的な固定線ブロードバンドよりも全く速い。さらに、音声通話の音質も向上しており、回線が途切れることがなかったという。

 同様に、MG・シーグラーもシリコンバレーからサンフランシスコ周辺で、下り平均20Mbps、上り平均4Mbpsを記録。CDMA方式の3Gであるベライゾン版iPhone 4Sでは、下り2Mbps、上り0.75Mbpsだった。ただし、この3月にiPadでベライゾンのLTE網につないだ時は下りが40Mpbsも出ていたというから、iPhone 5が前評判通りバカ売れすると、通信キャリア側での対応が随分と難しくなるのかもしれない。

わずかだが欠点も指摘

 欠点も指摘されている。新しい地図アプリに「ストリートビュー機能」「公共交通機関利用時の道案内機能」がない点を挙げているのは、モスバーグ、マクラッケン、シーグラーの三人。ただし、後者二人は「アップルはいずれこれらの機能を追加してくる」などとしている。

 NFCへの未対応に触れているのはモスバーグとマクラッケンの二人。そのうちマクラッケンは「Passbookがあれば、NFCは当面なくてもいいよね」みたいなことを書いているが、これは店舗側で読み取り用端末の普及が進んでいない米国ならでは、という見方もできる。モスバーグに至っては「NFCなんか使えるところはまだほとんどない」とにべもない。

 唯一大きく見解が分かれたのが、新しく採用されたLightningコネクタ。マクラッケンが正逆の違いを気にせず差せる点を買い、「こんなものが1978年から欲しかった」と大袈裟に褒めているのに対し、ポーグは「これで様々な周辺機器やアクセサリとの互換性が損なわれた」と憤慨。アップルが出した純正の変換用アダプターが1個30ドルもすることから、いくつも併用する個人なら150〜200ドルも余分に出費することになる(本体が200ドルなのに)。ましてや公共の施設、たとえば客室数が数百もあるようなホテルなどにしてみたら、追加の出費だけでもバカにならない上に、たとえ導入してもバスローブのように宿泊客に持って帰られてしまうのが関の山と指摘。シーグラーは「進化に代償は付きもの」と軽くいなしている。

 そういうわけで、出張や旅行などの外泊が多いiPhone 5ユーザーは、しばらくの間、自分でコンセントから直接充電できるセット(ケーブルとアダプター)を持ち歩くことにした方がよさそうだ。

 そのほか、スクリーンの表示品質の素晴らしさ、パノラマ撮影機能の追加や暗い場所での撮影機能の強化があったカメラの画質、「1日に1度の充電でOK」というバッテリ駆動時間の長さなどについては、どのレビューでも「ほぼ文句なし」の評価が与えられている。

 なお、購入については、いずれも「買って間違いのない製品」という点で概ね見解が一致している。ただし、iPhone 4Sユーザーの買い換えについては、「お金を出せるなら、間違いなく買い」(グルーバー)という積極的なものから、「現有端末の通信キャリアとの契約内容も踏まえて」(シーグラー)、「小さな画面や遅い通信速度にもうしばらくガマンできるなら、iOS 6への無料アップグレードだけでも」(モスバーグ)という控えめなものまで多少の幅がある。

 最後に、デビッド・ポーグを除く4人の総論・結論を並べておく。(次ページ「iPhone 5は2003年のPower Mac G5に相当?」)

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