マイクロソフトとニチイ学館が提携--医療の見える化と適正化を図る

三浦優子

2012-10-02 12:20

 ニチイ学館と日本マイクロソフトは10月1日、医療分野で業務提携した。ニチイ学館が行っている医療事務受託業務など医療関連事業分野で、マイクロソフト製品を活用した医療機関向けクラウド型グループウェア「メディアクラウド」、Kinectを使った手術室向け非接触型画像操作システム「Opect」の導入を進める。ニチイ学館では2016年度までに累計75億円の売り上げを目指す。

  今回の提携では、両社がWindows AzureとOffice 365を活用した経営を支援するクラウド型グループウェア、メディクラウドを12月下旬から提供する。価格は初期費用31万5000円、基本システム管理費用が1万500円、別途クラウドサービスの利用料金が必要だ。また、東京女子医科大学で半年前から先行導入されているKinect for Windowsを使った手術室向け非接触型画像操作システムのOpectを10月1日から49万8000円で販売を開始した。地域の医療機関、介護者施設、利用者間の連携向けサービスも共同で開発する。

握手する日本マイクロソフトの樋口社長とニチイ学館の齊藤社長
握手する日本マイクロソフトの樋口社長とニチイ学館の齊藤社長

 ニチイ学館が持つ医療や介護などに関連するノウハウ、マイクロソフトの技術、海外での先行事例のノウハウなどを共有し、この分野向けソリューションを開発していく。

 ニチイ学館の代表取締役社長、齊藤正俊氏は次のように話す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]