マイクロソフトが25年ぶりにコーポレートロゴを変更したが、同社において世界で唯一、社章を用意している日本マイクロソフトが10月18日、新たなロゴによる社章を「そっと」お披露目した。
同日午前11時から行われた日本ヒューレット・パッカードのWindows 8搭載タブレットPC「ElitePad 900」の発表会にゲスト出演した日本マイクロソフトの樋口泰行社長が身につけていたもので、関係者によると、まだ2個しかないという試作品だ。
これまでにも旧ロゴで社章を用意していたが、9月27日に行われた同社最大のプライベートイベント「The Microsoft Conference 2012」においても、基調講演会場や展示会場などに使用されたロゴがすべて新しいものに変更されていたことから、同カンファレンスに出席する社員は旧ロゴの社章着用が禁止されるなど、ここ数カ月、公の場では社章があまりお目にかかれない状況となっていた。
樋口社長自身も公の場では旧ロゴの社章を身につけることは遠慮していたようで、この日の新ロゴの社章は、樋口社長にとっても久しぶりの社章だったようだ。
旧社章ではシルバー一色の社章だったが、新たな社章では正方形のグラフィック部に4色カラーを使用。文字の部分はシルバーのカラーを施したものになった。
一連のロゴ変更について樋口泰行社長は次のように語る。
「Windows 8、Windows Server 2012、次期Officeなどの大型製品を今年度中に相次いで発表する。まさに過去最大規模の新製品リリースを行うシーズンを迎える。これらの製品はすべて新たな時代を創造する製品であり、そうした年において四半世紀ぶりにロゴを変更するのは大きな意味がある。マイクロソフトにとっても新時代を迎えることになる」
Windows Server 2012やWindows 8の新パッケージでもマイクロソフトの新たなロゴが使用されており、来週中には、東京・品川の日本マイクロソフトの社内でも、ビル壁面の最上階部に掲げられているロゴを除いて、受付フロアや応接フロアなどは、そのほとんどが新たなロゴに変更されることになるという。
ところで新ロゴによる社章だが、10月26日のWindows 8発売にあわせて、まずはWindows 8の発売に深く関与する社員に対して約100個ほどが配布される模様だ。
Windows 8の深夜発売や発売当日に行われる記者会見に参加する社員は、新たなロゴの社章を身につけることになるだろう。
そして、まだ現時点では日本マイクロソフトの社員の名刺は古いロゴのままだが、これも10月26日のWindows 8発売当日から、新たなロゴの名刺に切り替わることになる。
Windows 8の発売に伴って、社章や名刺が変わり、社員の気持ちも大きく切り替わることになりそうだ。
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