#9:業務部門でのキャリア形成にどれだけ真面目に打ち込めるだろうか?
IT技術者の多くは、IT部門を去った後で、物足りない気持ちを味わっている。あなたが業務部門の経験を一定期間積んだ後(業務知識を深めるという意味合いにおいて)、IT部門に戻ってくるという合意を会社から取り付けていないのであれば、業務分野で長期にわたってキャリアを積んでいくという不退転の決意が必要となる。
#10:会社は自分に対して本当に機会を提供してくれるのだろうか?
社内の業務部門への異動が、ずっとその会社でキャリアを積み重ねていくためなのであれば、異動に向けた行動に出る前に、調査できることはすべて調査しておいてほしい。数年前、筆者の同僚であったIT部門のマネージャーが、勤めていた地方銀行のCEOになるという究極の夢を果たすために、業務部門への異動を希望した。そして彼は、銀行の支店システムに時間を割くかたわら、融資部門を率いることになった。彼は今ではCEOになっている。彼は、はっきりした目標を頭に描き、銀行の他の役員に会ってこのキャリアパスの実現可能性について議論していたのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。