富士通は12月4日、ビッグデータを活用するための「データ活用基盤サービス」とPaaS「Force.com」を連携させたサービスの提供を開始した。データを活用した業務アプリケーションを簡単に開発できるという。
富士通は2011年からデータ活用基盤サービスを提供している。データ活用に必要な複合イベント処理や並列分散処理、非構造データをためるためのストレージなどの機能を搭載し、ユーザー企業は独自の業務アプリケーションを開発して、新しいビジネス構築や課題解決に取り組めるという。
今回、Force.comと連携することでユーザー企業は、生産性が高く、使い勝手のいい業務アプリケーション開発基盤から、富士通のビッグデータの蓄積分析機能を活用できる。富士通では、参考事例として保険業での契約者情報の統合活用を挙げている。
セールスフォースの顧客情報管理システム(CRM)に蓄積された契約者情報や会員制のネットサービスにたまったデータ、ソーシャルメディアの情報をデータ活用基盤サービスで融合、分析し、分析結果をもとに契約者のライフサイクルや健康状態、社会の動向にマッチした的確な提案をForce.comを活用して、ビジュアル化して、タブレットやスマートフォンで契約者に提示できるという。