日本生命は、保険契約管理やサービスのサポートシステムをPaaS「Force.com」で1カ月程度で構築、稼働を始めた。セールスフォース・ドットコムが6月4日に発表した。
今回のシステムは、顧客の保険契約管理と顧客ごとの契約内容に応じたプラン、持参ツールなどの情報を営業担当者に提供するサポートシステム。業績も管理する。1500以上の支社や拠点、保険手続きや相談の窓口となるニッセイライフプラザ約100店舗の内勤職員約7000人が利用する。
従来は営業担当者と内勤職員が紙でやり取りしていた契約状況に関する情報や個人のノウハウで管理していた営業情報を、Force.com上に集約しリアルタイムに一元管理する。契約状況を迅速かつ正確に把握することで、顧客に付加価値のあるサービスを提供できるとメリットを強調する。
日生は保険商品や事務手続きを一新する基幹系システムを開発しているが、新システムの本稼働とほぼ同時に、新しい基盤を活用できるフロントシステムとしてForce.comの採用を決定しているという。