デルが国内でクラウドサービスの提供を検討していることが分かった。デル代表取締役社長の郡信一郎氏が、米テキサス州オースティンで開催中の「Dell World 2012」の会場でインタビューに応じ、クラウドサービスの計画を明らかにした。
デルの郡信一郎社長
デルは2013年中にクラウドサービスを国内向けに提供する考えだ。郡社長は具体的なサービス内容を明らかにしなかったが、「容量を提供するようなクラウドサービスは、既に多くのベンダーが提供している。また、そういうサービスを提供する事業者がデルの顧客であるケースも多いため、そのような形ではないクラウドを考えている」と述べている。
米Dellは2011年8月にパブリッククラウド「Dell Cloud」を発表していた。Dell CloudはIaaSで、郡社長が言う「容量を提供するようなクラウドサービス」に該当する。そのため、2013年中に提供を予定しているのは、Dell Cloudと異なる可能性が高い。
今は2〜3種のクラウドサービスの中から国内で提供するサービスを絞り込んでいる段階。郡社長は「as a Service」形式での提供を想定していることも明らかにしている。
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