SAS Japan、ビッグデータ活用支援サービス--現状診断からPoCまで

田中好伸 (編集部)

2013-01-28 14:54

 SAS Institute Japanは1月28日、ビッグデータを活用して収益向上や新顧客獲得、需要予測の精度向上といった課題を解決することを支援するサービス「ビッグデータ・アナリティクス スマートスタート」の提供を開始した。税別価格は280万円から。主力製品群「SAS High-Performance Analytics」を使用して実装することを支援する。

 今回のスマートスタートは、SAS Japanが蓄積してきたベストプラクティスを基盤に、同社のコンサルタントが2カ月程度の期間でビッグデータを活用する有効性を検証する。サービスは(1)現状ヒアリング、(2)診断と改善案提案、(3)PoC(Proof of Concept=システムの概念実証)――という3つのステップで構成される。

 (1)では、ビジネスの課題、現在保有しているデータ、分析内容などをヒアリングする。(2)では現在保有しているデータ、新しくデータを追加した時の分析改良案を提案するとともに、効果を試算する。(3)では、提案した分析改良案を元に、実際に企業データを預かってSASのコンサルタントがPoCを実施する。

 同社は、今回のサービスについて「過去を分析、可視化するだけのビジネスインテリジェンス(BI)を超えて、モデリングと予測などでデータ活用の次の段階にステップアップできる」とメリットを説明。課題を解決するだけでなく、新しいビジネスの機会を発見するためのビッグデータを活用できると強調している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]