SAS Institute Japanは1月28日、ビッグデータを活用して収益向上や新顧客獲得、需要予測の精度向上といった課題を解決することを支援するサービス「ビッグデータ・アナリティクス スマートスタート」の提供を開始した。税別価格は280万円から。主力製品群「SAS High-Performance Analytics」を使用して実装することを支援する。
今回のスマートスタートは、SAS Japanが蓄積してきたベストプラクティスを基盤に、同社のコンサルタントが2カ月程度の期間でビッグデータを活用する有効性を検証する。サービスは(1)現状ヒアリング、(2)診断と改善案提案、(3)PoC(Proof of Concept=システムの概念実証)――という3つのステップで構成される。
(1)では、ビジネスの課題、現在保有しているデータ、分析内容などをヒアリングする。(2)では現在保有しているデータ、新しくデータを追加した時の分析改良案を提案するとともに、効果を試算する。(3)では、提案した分析改良案を元に、実際に企業データを預かってSASのコンサルタントがPoCを実施する。
同社は、今回のサービスについて「過去を分析、可視化するだけのビジネスインテリジェンス(BI)を超えて、モデリングと予測などでデータ活用の次の段階にステップアップできる」とメリットを説明。課題を解決するだけでなく、新しいビジネスの機会を発見するためのビッグデータを活用できると強調している。