携帯端末向けにコンテンツ配信を中核とするエムティーアイは予算管理システムを多次元データベース「Oracle Essbase」で刷新した。日本オラクルが2月19日に発表した。
エムティーアイは近年、スマートフォンの利用拡大を機にコンテンツ配信基盤を整備、「music.jp」や「ルナルナ」といったサービスを提供して、有料会員数を拡大させてきている。そうした中で消費者ニーズにあわせた新サービスの展開と予算配分の最適化が求められていたという。
従来は、表計算ソフトでこれらの情報を統合し可視化していた。より精緻な予算と実績の可視化、作業工程の軽減などで、分析作業を強化して経営のスピード化と経営効率の向上を目指して、予算管理システムの刷新を決定している。
新しい予算管理システムは、Essbaseをもとに構築。システム導入で、サービスごとに入退会者数や課金者数を管理する会員計画、従業員数や人件費などを管理する人員計画、販管費を管理する販管費計画、広告媒体ごとの広告計画などの経営情報を迅速に分析できるようになっている。現在約100人が活用している。