日本IBM、シャープの情報システム子会社を傘下に--シャープからIT業務を受託

田中好伸 (編集部)

2013-03-25 18:15

 シャープと日本IBMは3月25日、シャープが進めるIT構造改革で戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。2月に合意した。シャープとシャープシステムプロダクト(SSP)が保有するエスアイソリューションズ(SIS)の全株式となる51%を日本IBMに4月1日付で譲渡、SISは日本IBMの完全子会社になる。

 SISは2001年3月に設立。日本IBMが49%、シャープが40%、SSPが11%それぞれ出資していた。SISはシャープの情報システムの開発や保守、運用業務のアウトソーシングを担っていた。ITコストを抑制しつつ、新技術の導入などで業務を効率化させるといった効果を挙げたと説明している。

 これまでの成果を踏まえて、今後のIT環境変化に対応するため、シャープと日本IBMはパートナーシップを強化する。日本IBMは、シャープの生産や販売の拠点での業務アプリケーションの企画や開発、保守、運用などのアウトソーシング業務を2013年2月から2023年3月末まで受託する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]