しかし率直に言って、ほとんどのオフィス仕事については、「LibreOffice」と「Evolution」は、Windowsの同等のソフトウェアであるMicrosoft OfficeやOutlookよりも優れていると思う。
信じられないだろうか?一度試してみるといい。Mintはダウンロードすれば入手できるし、無料で使える。Linuxこそ、自分が使うべきOSだと悟るかもしれない。
2.「Chrome OS」
Googleは、ユーザーはWindowsやMac OS X、ほとんどのLinuxなどの、機能が多すぎるクライアントデスクトップをまったく必要としていないと考えている。むしろ、ユーザーに必要なのは、システムを動かせるだけのサイズのLinuxと、ウェブブラウザのChromeだけだという考えだ。Chrome OSを見てみれば、Googleは正しいかもしれないと思える。
私は古いPCでChrome OSを使っており、「Chromebook」を2年近く使っている。実際、Chrome OSはほとんどの目的には十分だ。さらにChrome OSは、安い250ドルのARMを使ったChromebookから、1299ドルの高速で、美しく、値段も高い「Chromebook Pixel」でも動かすことができる。
ひょっとすると、Chrome OSで一番優れている点は、Chromebookを使うのに、使い方を覚える必要がまったくないということかもしれない。ウェブブラウザさえ使えれば、Chromebookを使うことができる。
皆さんの組織に向いているかどうかはまた別だ。ゆっくり座って、自分や自分のスタッフが毎日どんなことをしているか、しっかり観察してみるといい。もし、仕事のほとんどが、「Google Docs」や「Gmail」のような、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)でこなせることが分かるか、そう思うのであれば、Chrome OSは合理的な選択肢だろう。
1.「Windows 7」
何を言っているんだと思った人もいるかもしれない。この記事がWindowsユーザーに別のOSを勧めるものであるからには、一番いい選択肢はWindows以外であるべきだと思ったに違いない。技術的に言えばLinuxの方が優れているし、総所有コスト(TCO)で言えば、Chrome OSに勝つのは難しい。しかし、読者がWindowsと離れられないのであれば、最善の、そしてもっとも自然な選択肢はWindows 7だ。
私は、他の選択肢についても、少なくとも検討だけはしてみるようにお勧めする。あなたの会社でも、他のOSが非常にうまく役立ち、驚くかもしれない。
また、長期的に言えば、Microsoftはユーザーに対して、Windows 8の「進化」の一部として、Metroスタイルのインターフェースへの切り替えを望んでいるということは念頭に置いておく必要がある。この考えを聞いてじんましんが起きるようなら、いまこそ代わりのものを探すべきタイミングかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。