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セキュリティの懸念高まる産業用制御機器

NTTコムの「東京第6データセンター」が始動--実質運用コスト半額に

藤井涼 (編集部)

2013-04-23 15:16

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月23日、東京都北区に建設した新データセンター「東京第6データセンター」の提供を開始した。総延床面積は約2万2000㎡(3000ラック相当)で都内最大規模となる。最寄りのJR山手線駅から徒歩7分でアクセスできる。

  • 「東京第6データセンター」

 サーバ棟は地震の衝撃を最大80%低減する建物免震構造を採用しており、東日本大震災規模の地震でも設備や顧客の機器への影響を最小限に抑えられる。また、大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結しているため、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削で損傷することもないという。

 また、国内データセンターとして初めて、非常用発電機とUPSを一体化させた大型ロータリーUPS(無停電電源装置)を採用。バッテリが不要なため、省エネルギー、省スペースを実現した。これにより、ラックあたりの価格が最大20~30%低減するほか、ラックへの搭載可能機器が従来の1.5倍に拡大している。

  • NTT Com クラウドサービス部 データセンターサービス部門 主査の瀬尾浩史氏

 NTT Com クラウドサービス部 データセンターサービス部門 主査の瀬尾浩史氏は「価格が30%安くなって、1.5倍機器がつめる。これは実質運用コストが半額ということ。昨今はどの事業者も同じようなデータセンターを建設している中、私どもは先進のデータセンターを作るとともにコストにも力を入れた」と、コストパフォーマンスの高さを強調する。

 さらに、寒冷地などで取り入れられている外気冷房システムを導入。外気を直接フィルタを通してコロケーションルームに取り入れ冷却することで、空調の電力消費を低減する。サーバルーム内は25度前後に保たれており、東京でも夏季などを除けば1年のうち約6割の期間は外気冷房システムを使用できるという。そのほか、水冷式空調機やエアフローマネジメントなどを導入することで、国内データセンターでは最高レベルであるPUE(電力使用効率)1.2を実現した。

 顧客の要望にあわせて、電力や空調、セキュリティなどの設備と運用の仕様を変更することも可能。たとえば、コロケーションルームに備えたマルチフリーシャフトを使った建物内の電力、通信系統の異ルート化、1人ずつしか通行できないセキュリティゲートの追加設置・運用などにも柔軟に対応する。

  • コロケーションルーム

  • ロータリーUPS

  • ガスタービン発電機

  • 空調機械室

  • 機器搬入エレベーター

  • 免震装置(積層ゴム支承)

 さらに同社では、データセンターサービスの新ブランド「Nexcenter」を創設。世界140拠点以上で展開するデータセンターサービスの品質の統一と、サービスレベルの高度化を目的に、サービス契約書やSLA(サービスレベル合意書)、カスタマーポータルなどの統一を進めていく。東京第6データセンターは、その第1弾となるデータセンターだという。

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