ITマネージャーに贈る、従業員の健康増進を図るための10のヒント - (page 2)

Jennifer Michelle (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章

2013-04-26 07:30

#4:運動をOSの再起動のようなものだと捉える

 チームメンバーを椅子から立たせ、エクササイズさせるという行為は、彼らの仕事の邪魔にはならない。実際のところ、これが彼らを今後何年にもわたって作業できるようにする最善の方法なのである。

 技術者の座り仕事の多さを考えた場合、おおよそ1時間おきに休憩(ストレッチや、オフィス内を歩き回るというものであっても)を取れば、長時間同じ姿勢をとり続けることで生まれる緊張をほぐせるようになる。また、ちょっとしたストレッチ以上の運動をするだけの余裕がある時(おそらくは昼休み?)に、長めの運動を行うようにすれば心臓も丈夫になり、体重の増加を防げるだろう。

#5:健康的な食べ物を用意する

 ちゃんとした食堂を設けるか、休憩室に健康的なスナックを置くかにかかわらず、食べ物の選択には注意してほしい。

 技術者はどこででも食事や軽食を口にする。彼らは、ちゃんとした食事をとる時間を惜しむほど集中する場合も多いため、自動販売機やコンビニで買ったジャンクフードを食べることになる。このため、手近なところにクラッカーやチーズ、果物、ナッツといった健康的なスナックをほんの少し用意しておくだけで、チームはジャンクフードに頼らず充電できるようになる。こうしておけば、昼夜の別なしに働く状態になったとしても、チームの生活はずいぶん楽なものになるはずだ。

#6:オタク心を活用する

 技術者という人種はオタクである。ただ、どういった種類のオタクであるかという違いはある。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が好きなのかもしれないし、素粒子物理が好きなのかもしれない。いずれにせよそういった興味を健康増進プログラムに取り込む必要がある。

 おもちゃの銃を使ってゾンビと戦うゲームを企画し、チームを誘ってほしい。また、大西洋を歩いて渡ると何歩になるのかを彼らに計算させ、万歩計を使って誰が一番乗りを果たせるのかを競ってほしい!健康増進のためのイニシアティブにオタク心を取り入れて楽しく実践できるものにするわけである。このようにすることで彼らの参加を促せるはずだ。

#7:興味深さを追求する

 技術者は同じことが続くとすぐに飽きてしまうため、常に新鮮な感覚を与え続けるのが重要だ。オタク心のあふれた極めて魅惑的なアクティビティであっても、何度も続けると飽きられてしまう。このため、新たなゲームや新たな目標を考え出すよう常に心がけてほしい。新しい話題に関する講演を開催するのもよいだろう。また、チームとして最新のフィットネスを試させるのもよいだろう。さまざまなものを組み合わせれば、彼らの興味も倍増するはずだ。

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