デルのハードウェア事業は徹底的に無駄を省くことで低価格で提供する事業モデルだが、「ソフトウェアとハードウェアは戦略が異なる」(郡氏)と価格だけを優位性とするわけではないと説明。「常に新しいソリューションを提供していく体制もソフトウェア事業には不可欠」(Brown氏)と違う価値を訴求する。
日本での販売実績としては、パンを販売するサンジェルマンがシステム管理アプライアンス「Dell KACE K1000」を導入し、クライアントPCの資産管理を一元化、ソフトウェアのライセンス管理を徹底したことで、各店舗やエンドユーザーへの負担をなくしてセキュリティパッチをリモートから自動適用を行ったケースを紹介した。京急システムが「vFoglight 6.6」を導入し、VMwareのハイパーバイザで仮想化された開発テスト環境などについて、運用管理者の負荷軽減、仮想環境の管理レベル向上などを実現したケースなどがあることも説明した。
日本での営業展開としては、30人のデル・ソフトウェアの担当者と600人のデルのセールス担当者、eコマースサイトでの販売、チャネルパートナーというマルチチャネル体制で対応する。
デル・ソフトウェアのパートナープログラムはこの数年、買収が続いたことで複数のプログラムが混在する状況にあったことから、社名変更に合わせて体系を変更した。最上位のプレミアムパートナー、プリファイドパートナー、レジスタードパートナーの3つの層からなるパートナープログラムとしていく。