優れたプログラマーの7つの資質 - (page 3)

Justin James (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2013-05-22 07:30

6.起業家精神を持っている

 最高の開発者は、ロボットではない。本物の起業家としてのセンスを持っており、製品は自分のものだと感じている。こうした開発者にとって、製品の成功には、単にお金を受け取ること以上の意味がある。彼らはこのゲームに感情的に入れ込むため、プロジェクトの成功のために働くし、大きな成果を上げる。

7.念には念を入れ、かつやりすぎない

 開発者の最悪のミスの1つは、自分が何をやっているのかを把握しないまま、いきなりコードを書き始めることだ(彼らがこれを「アジャイル」と呼び、そう呼ぶことで物事がよくなると思っているような場合にはさらに悪い)。偉大な開発者がいきなりコーディングを始める場合があるとすれば、その仕様が以前彼らが実装したものと、非常にパターンが似ているからだ。偉大な開発者は、新しい問題にぶつかると、まず考え、計画し、調査を行う。

 最高の開発者は、「分析による麻痺」に陥ったりはしない。彼らはいくつかのこと(例えば金銭や個人情報に関わることなど)を慎重に扱うことを知っているし、こういった問題について「念には念」を入れて3回確認することはいいことだ。しかし、3回を超えれば時間の無駄だ(核反応施設や宇宙船、ヘッジファンド会計システムなど、わずかな例外はある)。

 あるところで計画をやめてコーディングを始め、必要に応じて計画を修正していくことは大事だ。ついでながら、私がアジャイルを好きな理由の1つがこれだ。私が知っている最高の開発者たちは、計画が適切でなくなったり、計画に欠陥があることがわかったら、その計画を捨てることをためらわない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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