なぜモバイルに取り組むべきなのか
日本IBM ソフトウェア事業担当 専務執行役員のVivek Mahajan氏は、「IBMに期待されているのは、ハードウェアとソフトウェアの最新技術、新たな市場を創造すること。そして、クローバルなベストプラクティスである。この3つのをモバイルの世界にどう適用していくかが、IBMに求められている」と同社の存在意義を語った。
日本IBM ソフトウェア事業担当 専務執行役員 Vivek Mahajan氏
「モバイルのビジネス活用では、スピードが重視されること、クラウドやバックエンドシステムとの連携が求められること、BYODなどに対応したセキュリティ強化、モバイルならではのユニークな機能を活用したモバイルコンテキストも重視される。ある一部は競合他社でも対応できているが、IBMはモバイルコンピューティングで幅広い領域をカバーできるのが特徴である。広範なプラットフォーム、アプリケーション、サービスを提供することで、こうした課題に対応していく」(Mahajan氏)
三戸氏は「今やモバイルへの取り組みは、ビジネスの差別化を図るため、顧客満足度を高めるため、ブランド力向上のために不可欠になっている。製品やサービスに触れていない時間に、その製品やサービスを考えてもらうためのタッチポイントとしてもモバイルは重要である」と意義を語った。
「モバイルでもどうするかではなく、モバイルでどうするか、というモバイルを一番に考えること、モバイルとバックエンドを連携させることで、エンド・トゥ・エンドでサービスを提供すること、モバイルの利用を基軸にしたプロセスを重視するという3つのポイントが重要になる。今回の製品は、モバイルの中核機能を強化するための重要な発表であり、そうしたニーズに向けて提供していくものになる」(三戸氏)