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筑波大附属小で実験--1人1台のタブレット、“未来の教室”の可能性 - (page 3)

大河原克行

2013-06-14 15:42

PCを置くだけでは変わらない

 日本マイクロソフト 業務執行役員 文教ソリューション本部 本部長 中川哲氏は「日本マイクロソフトは2012年11月から、“Windows in the Classroom”を開始している。これは、既存の教室環境でのICT利用を目的としているものだが、教室そのものから変えていくという提案を内田洋行からいただき、その実証実験を筑波大付属小学校で実施することになった」と状況を解説した。


日本マイクロソフト 業務執行役員 文教ソリューション本部 本部長 中川哲氏

富士通 ヘルスケア・文教システム事業本部 本部長代理 本橋敦彦氏

 「教室にPCを置くだけでは教育は変わらない。教育方法も変えていかなくてはならない。あるべき姿を形にすることが必要である。筑波大付属小学校の取り組みから、次の教育環境が生まれることになるだろう。実証実験から出てきた声を、当社の未来の製品に反映していきたい」(中川氏)

 富士通 ヘルスケア・文教システム事業本部 本部長代理 本橋敦彦氏は「富士通は、これまでにも内田洋行と一緒になり、西日本5校でのフューチャースクール実証実験事業に参加し、そこで研究成果を蓄積してきた経緯がある」とこれまでの取り組みを示した。

 「今回の筑波大付属小学校での実証実験には、Windows 8を搭載したSTYLISTICS Q702/Fを50台導入し、児童用端末として、また教員用端末としての利活用を研究することになる。富士通は21世紀にふさわしい学校づくりに手伝いをし、知見を蓄積していきたい」(本橋氏)

顕微鏡が4K対応

 今回の実証実験の取り組みは、6月6~9日に開催された東京・有明の東京ファッションタウンビルで開催されたイベント「New Education Expo」の会場で、最終日となる9日に発表された。


4K対応デジタル顕微鏡

 このイベントは、学校教職員や教育関係者向けのセミナー、展示会であり、今年で18回目を迎える日本最大級の教育関連イベントという。総務省のフューチャースクール事業の実践事例を通じた小学校の授業の変化や、大学教育で注目される「アクティブラーニング」、世界的トレンドとなりつつある講義配信(Massive Open Online Course:MOOC)の最新動向、校務のクラウド化、タブレット端末と電子黒板、4K対応デジタル顕微鏡、デジタル教科書の最新動向などに関心が集まった。

 約100社の協賛企業による最新の学校教育支援教材・ICTシステムの展示のほか、過去最多となる約150人の講演者による約50の現場セミナーが行われた。

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