「サブディスプレイ」として活躍する高速プリンタ
ShowNetのNOCブースの片隅にはプリンタが設置されていた。機種は理想科学工業のインクジェット方式の「ORPHIS EX9050」。ペーパーパス幅一杯のライン型印字ヘッドにより、オフィス向けでは世界最速の印刷速度1分あたり150枚という。
このプリンタがNOCに設置されているのは、最新のネットワーク構成図などをスタッフ全員で迅速に共有するためだ。ShowNetの構築は会期前の限られた期間に突貫工事で行わねばならない上に、ShowNetそのものが最新機器の相互接続実証デモンストレーションでもあることから変更が頻繁にあり、その都度スタッフたちに最新の資料を配付しなければならない。
以前は家庭用インクジェットを使っていて出力が終わるまで1時間も待ったこともあったのに対し、今回は取りに行く間に印刷が完了するようになったとのこと(ただし会期中は操作パネルで暗証番号を入力してから出力するようにしている)。
写真はNOCブースのORPHIS EX9050。オプションのスキャナとステープル排紙トレイを装備した状態。添えられたメッセージボードには「特に構築スピード命のShowNetに、紙の図面は欠かせない“サブディスプレイ”」とある。
ORPHIS EX9050は、プリンタとしては珍しくIPv6にも対応している。このIPv6対応の際に協力したのがアラクサラネットワークスで、その縁から理想科学工業も出展、ShowNetへの機材提供を行うことになったとか。
Interop Tokyo 2013