米Oracleは米国時間9月24日、パブリッククラウド「Oracle Cloud」の拡張を発表した。「Oracle Database as a Service」「Oracle Java as a Service」「Oracle Infrastructure as a Service」を追加した。
Database as a Serviceでは、専用データベースインスタンスを制御して、任意の「Oracle Database」アプリケーションをサポートしている。専用のデータベースインスタンスは、テスト済みの構成をベースに、ハイパーバイザ「Oracle VM」の仮想環境となっている。
Java as a Serviceでは、専用のウェブアプリケーションサーバ「Oracle WebLogic Server」クラスタを使い、任意のJavaアプリケーションを開発、展開できる。今回のDatabase as a ServiceとJava as a ServiceはOracle CloudのPaaS「Oracle Cloud Platform Services」を補完する。
Cloud Infrastructure as a Serviceは、任意のアプリケーションをサポートするための汎用の仮想CPUとストレージを提供する。具体的には、オープンソースのクラウド基盤ソフト「OpenStack Nova」との互換性を持つコンピューティングサービスと、仮想環境構築ツール「Oracle Virtual Assembly Builder」、Oracle VMのテンプレートを展開できる環境を提供する。Oracleの開発フレームワークである「Maximum Availability Architecture」を参照できるため、可用性の高い設計が可能という。