Software AGは米国時間10月10日、サンフランシスコで開催されたユーザーカンファレンス「Innovation World 2013」で、ビジネスプロセス管理(BPM)ソフトウェアであるwebMethodsの最新版「webMethods 9.5」を発表した。クラウドやモバイル、ソーシャルデータなどを、ビジネスプロセスに結び付けられるようにした。
新製品では、次の3つの新機能を追加した。
「エラスティックESB」は、プライベートクラウドやパブリッククラウドの処理能力をシステムに掛かる負荷に応じて動的に拡張できるようにするもの。企業は、自らピーク需要を操作したり、ダウンタイムやマニュアル作業を発生させたりせずに、柔軟に処理能力を強化できるという。
「ソーシャルBPM」は、ユーザーがより効果的にタスクを管理し、完了するためのガイダンスツール。ソーシャルBPMでタスクにタグ付けできるようにしたことで、担当者を把握しやすくなる。
「モバイルBPM」は、App StoreやGoogle Playからダウンロードできるビジネスプロセス監視アプリケーションを使用し、進行中のプロセスを遠隔監視できるようにする。プロセスのインスタンスを一覧表示することで、停止したり、エラーになったプロセスを瞬時に把握できるようになるとしている。