編集部からのお知らせ
新着記事まとめPDF「ランサムウェア」
注目の記事まとめPDF「Chrome OS」

「モノのインターネット」で爆発的な潜在需要を持つJava

怒賀新也 (編集部)

2013-10-31 12:34

 「30億台の携帯電話にJavaが搭載」「ブルーレイプレーヤーすべてにJava」「50億枚のJava搭載カード」……。

 9月に米サンフランシスコで開催された「JavaOne San Francisco 2013」では、Javaがわれわれの身近にあるさまざまなデバイスに搭載されていることが改めて強調された。

 それに関連しているのが、ここにきて注目を集めている「モノのインターネット(Internet of Things:IoT)」だ。これまでの人と人、人と機械だけではなく、機械と機械がつながり、何らかの自動トランザクションを起こし、価値を生み出すという。

 例えば、冷蔵庫とネットスーパーのシステムが連携することで、キャベツなど庫内に不足している野菜を自動発注するといった機能が今後普及していくかもしれない。

日本オラクル Fusion Middleware事業統括部 ビジネス推進本部 シニアマネジャー 伊藤敬氏
日本オラクル Fusion Middleware事業統括部 ビジネス推進本部 シニアマネジャー 伊藤敬氏

 Cisco Systemsの調査によると、モノのインターネットの経済効果は今後10年世界で14兆4000億ドルに上る。日本はうち5%としており、70兆円だという。この巨大な市場に対して、IT企業はそれぞれの立場からアプローチをかける。Ciscoなら、機械と機械が通信するインターネット環境を支える通信機器をアピールすることになる。

 一方、旧Sun Microsystemsを買収したことでJavaを取り込んだOracleは、数百億台に上るデバイスの多くがJavaに対応していることを強調。IoT関連ビジネスへの注力を表明する。

 日本オラクルは10月28日、JavaOne San Francisco 2013の内容を報告する記者説明会を開催。Fusion Middleware事業統括部 ビジネス推進本部のシニアマネジャー、伊藤敬氏によると、IoTが大きなテーマになったという。

JavaOne 2013の資料
JavaOne 2013の資料

 「Java is big. Really big」(Javaは大きい。本当に大きい)

 この資料にはJavaの守備範囲が書かれている。図の通り、Javaは基盤環境としてJava SE、Java ME、Java Cardがあり、Key APIとしてJava EE、JavaFX、BD-J、Java TV、MSAなどがあり、サーバ、デスクトップ、組み込み、テレビ、モバイル、カードなどデバイスを網羅している。ITの仕事をしていなければ意識しないが“Javaだらけ”な世の中とも言える。

 そのJavaで現在テーマになっているのが、来春リリース予定のJava 8で実施予定の「Java MEとJava SEの統一」だ。サーバやデスクトップ、組み込みの一部をカバーするJava SEと、モバイルなど小型端末をカバーするJava MEが統一されることで、Javaのプログラマーが多様なデバイス向けにプログラムを書ける環境を提供する。

 IoTを見据えた時に、技術者にとってJavaの専門性が利点となるような環境を整えておくのも重要だ。その意味でも、今後もこうした取り組みによる環境改善が意味のあることになってくる。

Java MEとJava SEの統一で、より柔軟な開発が可能になる
Java MEとJava SEの統一で、より柔軟な開発が可能になる

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  2. 経営

    迫られる改正電子帳簿保存法対応--中小・中堅企業に最適な簡単&現実的な運用方法とは

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. 運用管理

    5G時代におけるクラウドサービスの問題点、通信の最適化・高速化を実現する「MEC」の活用事例を紹介

  5. コミュニケーション

    情報が見つからない&更新が進まないFAQページは絶対NG!効果的なFAQを作成・運用するために

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]