IDC Japanは12月25日 国内のマネージドプリントサービス(Managed Print Services:MPS)に関する調査結果を発表した。認知度は低いが、導入済みのユーザー企業の満足度は高いという結果が出た。
MPSは企業の印刷環境を分析し、最適な印刷環境を構築、運用していくアウトソーシングサービス。コスト削減や出力管理業務プロセスの効率化、環境負荷軽減、セキュリティなどを目的に導入されるケースが多いという。2013年の国内MPS市場は前年比15.4%増の400億2900万円を見込んでいる。
MPSという言葉を理解している回答者は全体の27.1%だった。これに対し従業員規模99人以下の小規模企業での認知度が19.7%と低い。
すでに導入している企業への満足度調査では、50.5%の回答者は満足または非常に満足と回答し、40.8%の回答者が現行のMPSベンダーとの再契約を望んでいるという結果が出た。一方、プリントサービスの保守(50.0%)や消耗品(52.1%)の方が、アセスメント (39.8%)や定期レポート(40.8%)といったMPSの特徴的なサービスより高いという結果になっている。
10月にオフィスプリント環境の導入判断に関係するユーザー716人にウェブで調査した。
MPS契約の継続意思 n=196(IDC提供)