SRA OSS日本支社は2月13日、オープンソースソフトウェア(OSS)の統合監視ツールである「Zabbix」と「Hinemos」を対象にした時間制技術支援サービスの提供を開始した。ウェブと電話で40時間対応する。契約期間は3カ月、税別価格は60万円。1監視システムでサポート台数は無制限となっている。
構築支援サポートサービスが想定しているのは以下のような利用を想定している。
- 初めてZabbixやHinemosを構築するインテグレーターやユーザーが自社主体で作業し、部分的な技術支援を得てシステムを構築する
- すでにZabbixやHinemosを構築しているインテグレーターやユーザーが設計、設定変更の影響調査や性能調査などでの技術支援を得る
構築支援サポートサービスは、構築を依頼するのでなく、できるだけ自社で行いたい、しかし短期間に確実に構築したい、安価に技術支援を得たいというというニーズに応える形で生まれたサポートサービスだという。ソフトウェアの機能、設計、インストール、設定、操作方法、マニュアル解説、ソースコード解析、パフォーマンス調査、障害対応などに対応する。システム固有の事象についても対応可能で、一般的なソフトウェアサポートよりもプロジェクト期間中に利用しやすいとしている。
Zabbixは大規模環境にも対応する総合監視ツール。さまざまな業界の中小企業や大規模環境でワールドワイドに利用されているという。Hinemosは、監視やジョブ管理、一括制御などを備えた統合運用管理ツールで、クラウド環境にも対応が進められており、情報系から基幹系まで利用されているとしている。
ZabbixとHinemosについて、SRA OSSでは以前から各開発元と提携して監視システム構築、サポートなどを行っているが、主に構築段階での利用を想定した後払いタイプのサポートサービスとして、構築支援サポートサービスの提供を新たに開始した。