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みずほ銀行、グループのチャネル系システムをプライベートクラウドに集約

山田竜司 (編集部)

2014-05-26 14:19

 みずほ銀行は、グループ企業と共同で利用するプライベートクラウド基盤「みずほクラウド」を構築し、この3月からチャネル系システムを運用している。2カ月かかったシステム基盤構築を2~3日に短縮、ソフトコストの5割超の削減を目指す。IBMが5月26日に発表した。

 みずほ銀行は、これまでに業務特性に応じてOSプラットフォーム単位でのシステム基盤の集約に取り組み、システム基盤構築コストを約3割削減したという。今回のプライベートクラウドでは、UNIX OS「IBM AIX」を使用したサーバ「IBM Power Systems」などにより、最新の仮想化やプロビジョニングなどの技術を活用し、システム環境の迅速な提供と効率的なリソース運用を目指した。

 サーバ、ストレージ、システム運用環境を一体で運用するみずほクラウドにより、システム基盤構築コストを5割以上削減する考えだ。

 今回構築したみずほクラウドでは、Power Systemsを本番環境向けに3台、開発および災害対策向けに3台採用。仮想化技術「PowerVM」により、動的なプロセッサ能力の割り当てや、システムを稼働させたまま仮想サーバを他の物理サーバへ移動する機能、各仮想サーバのI/O処理に専用プロセッサを用い、コスト削減とともに柔軟な環境構築を実現する“仮想I/O機能”により、システム基盤を高集約化しているという。

 みずほクラウドでは、プライベートクラウド環境のプロビジョニングに、システムイメージ管理や、リソース管理、構成の自動化を支援するパターンテクノロジを搭載する「IBM Workload Deployer 」を採用した。 これにより、設計基準を満たした設定済みのシステム基盤をクラウドで配布することができ、従来2カ月かかったシステム基盤構築を2~3日に短縮した。

 同時に、リソースの使用状況を示すデータを収集、蓄積、分析する「IBM Tivoli Data Warehouse」でシステムのリソース使用状況を把握するため、リソースの利用効率を向上させるとともに、キャパシティの管理計画などにも活用している。

 ストレージシステムにはマルチベンダー環境をサポートする仮想化アプライアンス 「IBM System Storage SANボリュームコントローラー」を採用。ストレージを業務システムごとに個別に導入、管理するのではなく、ストレージプール運用可能で、ストレージ要求に柔軟に対応できるため、使用効率が向上しコストが削減できるという。

 現在、みずほクラウド上ではチャネル系システムが稼働開始しており、今後も決済系システムや情報系システムなどを集約していく予定だ。また、新しいサービスを提供する際やシステムの更改にあたり、みずほクラウドを利用し、システム基盤の標準化と集約化を推進するとした。

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